[82]オフィスビルにおける衛生管理の目的

[82]オフィスビルにおける衛生管理の目的

企業にとって、その会社で働く社員一人ひとりは大切な財産です。そして、その社員たちが快適に、健康的に仕事ができるようにすることは、事業主の義務でもあります。今回は、オフィスで働く社員の健康を守るために欠かせない「衛生管理」について、その目的とルールを詳しく解説していきます。

オフィスビルにおける衛生管理の目的

なぜ、オフィスビルで衛生管理が必要なのでしょうか。その目的について考えてみましょう。

社員の健康を守るため

衛生管理を行う一番の目的は「社員の健康を守る」ということ。例えば、工場など危険物を取り扱う現場では、そこで働く人の安全を守るための細かなルールが法律によって定められていますが、それと同じようにオフィスという場所であっても、そこで働く社員が安全な環境で健康に働くために、細かな衛生管理は必要です。

快適な職場環境構築による生産性の向上

暑くて汚い職場と、適温が保たれた清潔な職場では、後者のほうが生産性は向上します。注意力が散漫にならないためです。生産性を向上させるためにも、快適な職場環境を構築する必要があります。

オフィスビルにおける衛生管理のルール

工場の安全管理に関しての細かな基準が法律によって決められているようにオフィスビルにおける衛生管理は、労働安全法によって定められた「事務所衛生基準規則」によって細かなルールが決められています。では、その具体的な内容を詳しく見ていきましょう。

衛生管理者を配置

常時使用労働者数が50人以上の企業の事業者は、資格を持つ人の中から「衛生管理者」を選出しなくてはいけないことが、労働安全衛生法第12条によって定められています。

適切な温度・湿度を保つ

オフィス環境を快適に保つために欠かせないのが、適切な温度と湿度の維持です。冬場は10℃以下にならないように暖房をつけ、夏の冷房も外気温との差が大きくなりすぎないような配慮が必要です。具体的な目安としては、室内は温度17~28℃、湿度40~70%、風速0.5m/秒以下に保つようにしましょう。

きれいな空気を保つ

不快な環境を避けるためには、オフィスの空気環境を整えることも大切です。具体的な目安としては、炭酸ガス0.5%以下、一酸化炭素50ppm以下。空調設備がある場合は、炭酸ガス0.1%以下、一酸化炭素10ppm以下、粉じん0.15mg/立方平米以下になるように維持しましょう。

空調機器などの設備を定期的にチェックする

エアコンなどの空調機器が汚れていたり、古くなったりしていると、職場の快適性が損なわれてしまいます。空調機器などの設備は定期的にチェックしましょう。

日常的に掃除をする

ハウスダストなどを防ぐためにも、小まめに掃除をしましょう。

半年に1度、大掃除および害虫の駆除をする

半年に1度、大掃除や害虫駆除を行い、快適な環境を維持しましょう。

休憩室を設ける

リラックスする場所があることは社員の生産性向上にもつながります。休憩室を設けるなどして、しっかりと休憩できる環境を作りましょう。

仮眠室は男女別々にする

仮眠が必要な職場の場合、安心して快適な睡眠が得られるように、仮眠室は男女別々に分けましょう。

喫煙所を別途設ける

受動喫煙の健康被害が注目されていることからも分かるように、タバコの煙は非喫煙者にとっては不快なものです。きちんと隔離された喫煙所を設けるなど、分煙対策を行いましょう。

オフィスビルの衛生管理における空気清浄機を設置するメリット

オフィスビルの衛生管理を行う上で、空気清浄機の設置は大きなメリットがあります。

花粉症対策になる

人の出入りが多い職場では、花粉症の季節になると空気環境が大きく悪化します。花粉症の社員の体調が悪いと、生産性も下がってしまいます。空気清浄機を活用することで、花粉だけでなく空気中のほこりなども取り除くことが可能です。

風邪・インフルエンザ予防につながる

空気清浄機は室内のほこりや花粉などだけでなく、インフルエンザなどのウイルスを除去するのにも効果的です。冬場などで空気が乾燥しやすい時期には、空気感染や飛沫感染などで感染拡大してしまうこともあるため、風邪・インフルエンザ予防としても空気清浄機を上手に活用しましょう。

オフィスビルの衛生管理をしっかりと行うことは、社員一人ひとりの健康を守り、生産性の向上にもつながります。そのためにも、空気清浄機を上手に活用するなどして、職場の衛生管理を進めていきましょう。

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