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シュレッダーのゴミは、復元される可能性があるのは事実?

情報の安全性の高さが求められる社会において、シュレッダーの存在というのは非常に大きいでしょう。しかし、プライバシーやセキュリティ面において、単純に「シュレッダーにかければ安心」というわけではありません。その理由や、本当に安全な方法について見ていきましょう。

シュレッダーのゴミが復元されてしまう可能性とは?

書類をシュレッダーにかけることによって、そこに書かれている情報がほかの人の目にさらされたり、解読されたりする可能性は格段に減らすことができます。しかしながら、それも100パーセントではありません。

現在は復元ソフトや、専門業者による復元が試みられており、実際に成功した例もあります。 もちろん、「誤って重要な書類を細断してしまった!」というときにはこれらの手段に助けられることもありますが、「本来ならば人目に触れさせるべきではない、触れさせたくないからシュレッダーにかけた」というものまで復元されてしまう可能性があるのは、なんとも恐ろしいものです。

復元できてしまうカット方法とは?

それでは、どのような場合にシュレッダー後でも復元が可能なのでしょうか。例えば、大きいカットやハサミでのカットの場合、復元は可能です。特に同じゴミ袋に入れて捨てている場合、ゴミを持ち帰って、その中から同じ紙のものを探してパズル形式で組み替えていけば、情報が読み取れるようになってしまいます。

昔から「個人情報はハサミでカットして捨てるように」と言われていましたが、大きくカットしたものや、つなぎ合わせやすいカット形式のものでは危険性が残っているのです。

復元が難しいカットとは

では、シュレッダー後の書類の復元が難しいものにはどんなものがあるのでしょうか。

クロスカット

縦にカットするストレートタイプのカットに加えて、横にも刃を入れるものであり、縦と横両方から紙を細断するものです。2方向からカットされるため、細断サイズも小さく、シュレッダーの主流となっているタイプです。

マイクロカット

クロスカットをさらに細かく紙を細断するもので、セキュリティ性が極めて高い細断方法です。文字が読めないレベルで細かくカットすれば、それを復元するのは極めて難しいと言えるでしょう。

単純なストレートカットに比べて、複雑なカット方法のシュレッダーは、本体の値段も高く設定されることになりますが、特に機密情報を扱う職場などは、これらの安全性の高いシュレッダーを選んだ方がよいでしょう。

私たちが何気なく出す「ゴミ」は、実は情報の集合体です。悪意ある人間の手にかかれば、それは容易に復元され、あなたの生活や会社、経済を脅かすものとなるでしょう。「情報」が力と希少性を持つようになった現代だからこそ、情報の管理と破棄には注意を払わなければなりません。その手段の一つとして、「復元が難しいシュレッダー」を検討してください。

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